ツール・ド・ニッポン富士山ヒルクライム
ツール・ド・ニッポン富士山ヒルクライムに参加してきましたので手短にレポートします。
今シーズンの主立ったレースは終わり、早々にオフに入ろうかという頃にこのイベントを知り、コースも面白そうだったので軽い気持ちでエントリー。
大台ケ原HCの時、試走イベントにゲストで行かれた兼松さんに聞くと、距離もそこそこあってアップダウン有り、見た目以上に斜度のある部分もあってなかなか走りごたえのあるコースらしい。
出来るなら試走した方がいいとの事だったので急遽レース1週間前に日帰り試走に行ってきた。
それ程きつくないペースで走ってみた所、走行時間は1時間半くらいでペース配分が難しそう。
序盤の直登部分がそこそこ斜度があるので踏み過ぎてオーバーペースにならない様に旧料金所からがレースと思っておく位でちょうど良い感じかな。
何にしろ今までになく長いコースなので最初から頑張り過ぎると地獄を見るコース。
そしてレース当日。
パレードランがあるし、長丁場でいきなり強度が上がる事も無いのでノーアップ。
レッドさん、梵天さん、遠藤さん達とスタート地点まで移動してそのままローリングスタート。
今回はチャンピオンクラスが無く、全国屈指の強豪クライマーと同時スタートなので間違っても釣られない様に落ち着いてスタート。
しばらくの平坦の後、少しずつ斜度が上がってくる所で全体のペースも上がってきたがこの辺りはマイペースに様子を見る。
少し前方で梵天さんが良いペースで走っているのでそこからはあまり離されないようにペーシングしてトンネルを通過。
この辺りのアップダウンから同カテゴリーの強豪、遠藤さんとの抜きつ抜かれつが始まる。
長い下りで少し踏み過ぎてしまって登り返しで遠藤さんが前へ。
そしてあれよあれよと言う間に梵天さんのグループに追いついてしまった。
差は距離にして50mくらい、料金所手前の所で1人取り残される形になってしまったが、ここからはひたすら上り一辺倒なので最後の下りでしばし息を整え前を追う。
梵天さんグループは4人位で、料金所を過ぎてもいいペースを維持していてなかなか差は詰まらない。
さすがにこの辺りで追いついておかないとゴール前までもつれてしまい、苦手なスプリント勝負になってしまう可能性があるので頑張って踏む。
つづら折れに入る手前でやっと追いつき、とりあえず集団の様子を見ると皆それほどきつそうな感じはなくペースで淡々と上っている感じ。
どの辺で前に出るか迷ったが、遠藤さんは自分の後方からスタートしているはずである程度差をつけておかないと危ないので早めに前に出てペースアップする。
後ろは遠藤さんがピッタリと追っている感じで変速音がめっちゃ近い。
何とか引き離そうとするがこれがなかなか離れてくれない。
荒い息遣いとは裏腹に横に並ばれるくらいの勢いで追ってくる。
このままゴールまでもつれるんちゃうかと不安になるが、自分も最後の力を振り絞り更にペースを上げる。
しばらくこの攻防は続いたが、少しずつ変速音が遠くなっていく気がしたのでそこからはゴールまで持つであろう最大の力を振り絞る。
料金所以降の後半、頑張った甲斐あって何とかカテゴリー2位でゴールしました!
ん?2位?
そうです。僕が競り合っていたのは実は2位争いで1位は5分差でダントツぶっちぎりの西谷さんでした。
実はスタートして数分の所で一瞬で抜かれていたんです。
50代とは思えないパワフルな走り。さすがです。
レッドさん写真ありがとうございました!
6月の富士ヒルに続いてまたしても西谷さんに軽くひねられる結果になりましたが、自分としては調子も悪くなく上手く走れた様に思います。
優勝を目指すには今までと同じ事をやっていてはいけない気がするので来シーズンはまた違ったアプローチでトレーニングしなければいけないと強く思った大会でした。