【悶絶】富士山国際ヒルクライム2016【激坂】
team SUNZOKU
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この度新たにteam SUNZOKUに加入させていただきました!
今後はチームの一員として恥ずかしくない走りが出来るようがんばりたいと思います!
さて…
そのチームメンバーとして最初のレースになったのは
5月22日に開催されました
富士山国際ヒルクライム2016
…このブログをご覧になっている諸兄にはもはや説明不要かとは思いますが、
一般的に富士山のヒルクライムレースといえば
Mt.富士ヒルクライムを想像される方がほとんどかと思います。
たしかにいずれも富士山五合目まで登ることには間違いが無いのですが、
問題はそのコース。
同じ標高まで登っているのにコースの長さがぜんぜん違う。
しかも富士山国際の舞台となるふじあざみラインは
ほっとんど直線で5合目まで登りあげるため、申しわけ程度のつづら折れしかなく、
その最大勾配は実に22パーセントを記録します。
全国に数あるヒルクライムレースでもかなりクセがあり、
人を選ぶ内容なのですが、どういう訳か今年は人気レースの
榛名山ヒルクライムと日程が重なり、出場者も自然そちらに流れる形となり
『出るだけで変態認定』とも言えるような様相を呈してしまったわけであります。
その猛者揃いの参加者から ザクさんが事前に予想タイムを割り出したところ
当チームリーダー 1号さんのタイムは
57分28秒 となり、カテゴリ11位 とのこと。
http://zakutofu.blog.fc2.com/blog-entry-236.html
・・・じゃあなんでそのレースにやまじゅんが参加したかと言いますと、
単純に 知らなかった。 のですよ・・・。
こんなに過酷なコースだなんて。
アホ丸出しですがホントのホントで、
レースするんだからせいぜい六甲くらいだろうと高を括っていたわけなのです。
コースの過酷さをようやく認識したのがレース1か月前。
つるみんさんに泣きついて青谷で激坂対策練とかするにはしたのですが、
果たしてどーなることか・・・
不安いっぱいで前日、会場へと向かいました。
私は車もってないので新幹線で輪行。 輪行バッグは愛用の
グランジのキャリー。 ホイールとフレームをばらして袋に突っ込むだけの
すぐれものですよ!
あっというまに着きました! 快適な旅でした!
…で済めばよいのですが、
前日にわざわざ早めに出張ってきたのは
前日に試走してやろうと思いまして!
いままでもコースプロフィールにビビって実際登ってみたら
ぜーんぜん大したことなかったなんてことがよくあったじゃないか!
あざみラインもみんな大げさに言ってるだけで大したことないに決まってるさ!
~~~~試走完了~~~~
ごめんなさい。
帰っていいですか。
五合目から見える富士山の下、ほとんど半べそでチームメイトに
報告(泣き言)言って、寒くなったので下山。 超かっこ悪い。
全長約12キロのコース内訳はだいたいこんな感じ
スタート~3キロ:延々10%一定の斜度で延々と登る
3~5.5キロ:5~7%のつづら折れ。 路面綺麗で一番楽しい区間。
5.5~8キロ:馬返し(急坂過ぎて馬がひっくり返るんだと。 超面白いですね。(棒)
で20%超えを記録すると、後は15%を下回ることがほぼ無く
地獄が垣間見える区間。
8~10キロ:斜度にわずかな緩急が付くが、キツいには変わりなし。
10~ラスト:わずかな平坦区間が現れるも、キツい登りは要所に見られ油断出来ず。
・・・ってどこでがんばればいいのよコレ。
問題の急坂区間では路面も荒く、ダンシングすると後輪が空転。
やむを得ず足つきしたものの、斜度がきつ過ぎてクリートはめられないという体たらく。
悩みながら下ってたら、ものすごい勢いで登ってゆく女性ローディーとスライド。
うわすげえなと思ったら、すぐにザクさんと遭遇。 ああ やはりきゃのんさんでしたか。
・・・そりゃああんな綺麗なペダリングであざみラインをすいすい登る女性ローディーなんて
そうそう居ないよなあ・・・ 思いつつ、明日のレースでご一緒するお仲間の存在に励まされて無事下山。
~~~~大会当日~~~~
御殿場から大会会場までの道すがらの一枚。
なんか富士の写真ばかりですが、大会当日の天気は本当に最高の一言。
・・・天気は最高なんですが、今回のレースは
前日の試走でボッキリと心を折られてしまったせいでなんとも心もとない気分。
今までの大会では『足がもげてもいいから突っ込んでやれ!』って気持ちで
出走前はむしろ楽しいくらいだったのですが・・・
まあ過去のレースでは本当に足がもげちゃって、足を攣らずに終えれたレースは
ほぼ無し。 ついたあだ名がつりじゅん だと言うから笑えません。
(ご利益もかなりのもので、一緒に練習すると足攣り病が伝染りますよ!)
しかし今回のコースでソレをやってしまうと、本当に完走さえ危ぶまれる状況。
・・・であれば、今回は冷静にペーシングを見直す良い機会なんじゃないのか?
ごちゃごちゃ考えながら会場入りしました。
会場では1号さんからチームジャージをお借りし、
これを着た以上は恥ずかしいレースは出来ないな
ぜったいに足を攣らんで完走してやる! と高っかい目標を胸に秘めスタート地点へ向かいます。
~~~~レース開始~~~~
過去のレースととても違うなと思ったのは、出場選手のレベルの高さ。
そりゃあ完走するのも楽ではないこのコースにわざわざ出てくる方たちですから
レース前のアップやら、装備やら、その体格に至るまでただものではない雰囲気を
持った方々がたくさんいらっしゃいました。
そういう状況ですから、スタート直後に一気に飛び出していくような選手はほぼ皆無。
出だしは非常に静かなものでした。 しかしコースの斜度はすぐに10%を超え、
出走選手の実力ごとに少しずつ集団が間延びし、やがてバラバラになりました。
・・・結局私はスタートからゴールまで延々(死にそうな顔で)
マイペースを貫いて走っていたため、途中急坂区間で蛇行する選手にあたってすっこけた以外は
ほとんど何も起こらず、レースというよりサイクリングイベントとして
終了と相成りました。 しかしまあ、無事(足を攣らずに)レースを終了出来たこと。
参加者が少ないレースとは言え、カテゴリD 9位とそこそこ健闘出来たので、
次につなげることはできたのではないかなと思います。
あ~ 何度も言いますが、足は攣りませんでした。
無事レースを終えた安堵感。 雄大な風景と最高の天気!
・・・しかしこの後、リザルトを見た我々を凍り付かせる衝撃の出来事が。
私の後の組でスタートした1号さん。
やはり得意の激坂を難なくクリアされ、気になるそのタイムを確認したのですが・・・
57分28秒(カテゴリE 11/50)
・・・ザクさん予想。 文字通り寸分たがわず。
おそるべし。